不正行為とどう向き合うか
2012年6月8日コメント (9)今回diaryを かこうと思ったきっかけは、やはり 大阪会場の優勝者に不正疑惑がおき、現時点の自分の考えをまとめておきたい、とおもったからです。
まとめ
<事実>
1.大阪Bリーグ優勝者のデッキレシピ
http://pcgn.pokemon-card.com/blog/2012/06/000222.html
をみると、ファーストチケット 1枚がはいっている
2.ファーストチケットは初手にきたときのみ有効で、それ以外には何の役にも立たない
3.このデッキレシピで初手にファーストチケットが来る確率は1割
http://sandshrew.diarynote.jp/201202020051595687/
10:たねポケモンの枚数、1:ファーストチケットの枚数でkomaさんの数式を利用して算出すると10.85%
4.バトルカーニバルはセルフジャッジ。クライマックスステージは、1勝後、ジャッジによるデッキの記録がされる。また、クライマックスステージバトル中はデッキ内容の交換はできない。クライマックスはステージ上で行われるため、多くの人の視線にはさらされているが1試合に一人ジャッジが張り付いている訳ではない。
5.マジックのトリックとして、ストリッパー・デックは有名。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/soldtrick/stripperdeck.html
ざくっと1例説明すると・・・
特定のカードだけ 他のカードと比較して絵柄の下のほうを幅広になるようにしておく。
60枚整えて重ねて親指と人差し指で両脇をおさえながらカードを引くと、特定のカードが手に引っかかる
台形のサイズを工夫することで、種を知らない相手が気づくことは難しい
<推測されていること:本当かどうかは不明>
6.大阪の対戦中、優勝プレーヤーのファーストチケットを利用できたバトルが多い、という観察がある
→全何対戦中何件利用したのか?が要集計。
チャレンジ3戦、プレミア3戦、クライマックス4線 計10戦だとすると、4回ファーストチケット引ける可能性はxx%(要計算)
7.大阪の対戦中、優勝プレーヤーは、お互いのデッキカットの後に、最後に自分のデッキを自分でカットしている
→ルール違反かどうかは不明。
8.ポケモンカードは、スリーブに加工することで、ストリッパーデックの効果をえることは容易。また、使い込まれたスリーブなら、仮に発覚しても経年劣化での形状変更か故意によるものかは不明。→ジャッジ判断になる
9.優勝プレーヤーは長年ポケモンカードをプレイしている。過去にもマナーが悪い、不正行為を疑われるようなことをしている、という人がいる
→匿名同士の発言なので、仮に信憑性が高いとしても採用しないほうがいい
<自分の結論>
6,7が事実だとして、2種類の可能性があります
A.本当にラッキーボーイ
B.いかさまをしていた
このときに統計的にはめずらしい(カイ二乗検定で有意)と判断されたとしても、Aの可能性があることは決して捨ててはいけないのです。たくさんのプレーヤーがいるのだから、そういう人がいる可能性があるのが統計なので。
参考書:たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する-レナード・ムロディナウ
また、Bだとしても現行犯以外で失格にさせるのは、法治国家なのだから難しいのでは。
状況証拠が限りなく黒くても灰色なら、それは無罪とせざるをえない。
ストリッパーデック以外でも初手にファーストチケットを持ってくる方法はいくつでもあるでしょうし。
一方、事実がどうであろうが、他のプレーヤーの多くが6,7が事実だと思わせるに足る状況にあるのは間違いなく、またそれはポケモンカード環境全体にとって不幸なことである。
ということで、改善すべき点は、
・ジャッジ団はファーストチケット1積みと判明した時点で、「もし万が一ファーストチケットがクライマックスで連打されれば不正を疑われる」という状況判断をし、前のバトル終了から次のバトル1ターン終了まで当該プレーヤーに専属で貼り付ける
・ファーストチケットの不正だけ発覚できても根本対策にはならない。
→クライマックスの全卓ビデオ撮影をする
・優勝プレーヤーは、「李下に冠を正さず」という言葉の意味を知る。7の行為がたとえやることに正当性があろうとも、今後行わない。また、自分がうたがわれていることは明白なのだから、大阪リーグでのファーストチケットの適応率を自分から開示すべき。その上でラッキーボーイであったと主張すればいい
ではないでしょうか。
過去のジャッジを掘り返すことについては、サッカーだろうがどのような競技でもジャッジには最大限のレスペクトを払うべきである、という視点から考えると、このまま決定のほうが長期的にはよいと思います。
いずれにせよ、運営側として考えると、「このような不信感がユーザーがもっていること」が最大の失策です。この案件はどうか、ではなく、次にこのようなことにならないようにするにはどうすればいいのか、ということを積極的に意思表明していってほしいですね。
まとめ
<事実>
1.大阪Bリーグ優勝者のデッキレシピ
http://pcgn.pokemon-card.com/blog/2012/06/000222.html
をみると、ファーストチケット 1枚がはいっている
2.ファーストチケットは初手にきたときのみ有効で、それ以外には何の役にも立たない
3.このデッキレシピで初手にファーストチケットが来る確率は1割
http://sandshrew.diarynote.jp/201202020051595687/
10:たねポケモンの枚数、1:ファーストチケットの枚数でkomaさんの数式を利用して算出すると10.85%
4.バトルカーニバルはセルフジャッジ。クライマックスステージは、1勝後、ジャッジによるデッキの記録がされる。また、クライマックスステージバトル中はデッキ内容の交換はできない。クライマックスはステージ上で行われるため、多くの人の視線にはさらされているが1試合に一人ジャッジが張り付いている訳ではない。
5.マジックのトリックとして、ストリッパー・デックは有名。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/soldtrick/stripperdeck.html
ざくっと1例説明すると・・・
特定のカードだけ 他のカードと比較して絵柄の下のほうを幅広になるようにしておく。
60枚整えて重ねて親指と人差し指で両脇をおさえながらカードを引くと、特定のカードが手に引っかかる
台形のサイズを工夫することで、種を知らない相手が気づくことは難しい
<推測されていること:本当かどうかは不明>
6.大阪の対戦中、優勝プレーヤーのファーストチケットを利用できたバトルが多い、という観察がある
→全何対戦中何件利用したのか?が要集計。
チャレンジ3戦、プレミア3戦、クライマックス4線 計10戦だとすると、4回ファーストチケット引ける可能性はxx%(要計算)
7.大阪の対戦中、優勝プレーヤーは、お互いのデッキカットの後に、最後に自分のデッキを自分でカットしている
→ルール違反かどうかは不明。
8.ポケモンカードは、スリーブに加工することで、ストリッパーデックの効果をえることは容易。また、使い込まれたスリーブなら、仮に発覚しても経年劣化での形状変更か故意によるものかは不明。→ジャッジ判断になる
9.優勝プレーヤーは長年ポケモンカードをプレイしている。過去にもマナーが悪い、不正行為を疑われるようなことをしている、という人がいる
→匿名同士の発言なので、仮に信憑性が高いとしても採用しないほうがいい
<自分の結論>
6,7が事実だとして、2種類の可能性があります
A.本当にラッキーボーイ
B.いかさまをしていた
このときに統計的にはめずらしい(カイ二乗検定で有意)と判断されたとしても、Aの可能性があることは決して捨ててはいけないのです。たくさんのプレーヤーがいるのだから、そういう人がいる可能性があるのが統計なので。
参考書:たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する-レナード・ムロディナウ
また、Bだとしても現行犯以外で失格にさせるのは、法治国家なのだから難しいのでは。
状況証拠が限りなく黒くても灰色なら、それは無罪とせざるをえない。
ストリッパーデック以外でも初手にファーストチケットを持ってくる方法はいくつでもあるでしょうし。
一方、事実がどうであろうが、他のプレーヤーの多くが6,7が事実だと思わせるに足る状況にあるのは間違いなく、またそれはポケモンカード環境全体にとって不幸なことである。
ということで、改善すべき点は、
・ジャッジ団はファーストチケット1積みと判明した時点で、「もし万が一ファーストチケットがクライマックスで連打されれば不正を疑われる」という状況判断をし、前のバトル終了から次のバトル1ターン終了まで当該プレーヤーに専属で貼り付ける
・ファーストチケットの不正だけ発覚できても根本対策にはならない。
→クライマックスの全卓ビデオ撮影をする
・優勝プレーヤーは、「李下に冠を正さず」という言葉の意味を知る。7の行為がたとえやることに正当性があろうとも、今後行わない。また、自分がうたがわれていることは明白なのだから、大阪リーグでのファーストチケットの適応率を自分から開示すべき。その上でラッキーボーイであったと主張すればいい
ではないでしょうか。
過去のジャッジを掘り返すことについては、サッカーだろうがどのような競技でもジャッジには最大限のレスペクトを払うべきである、という視点から考えると、このまま決定のほうが長期的にはよいと思います。
いずれにせよ、運営側として考えると、「このような不信感がユーザーがもっていること」が最大の失策です。この案件はどうか、ではなく、次にこのようなことにならないようにするにはどうすればいいのか、ということを積極的に意思表明していってほしいですね。
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コメント
奈良のポケカプレイヤーです。
リンクさせて頂きました。宜しければ、相互リンクお願いします。
千葉の脳内ポケカーです。
あしあとを辿ってここまで来ました。
複数の日記がかなりの早さで、ほぼ同時に上がっています。
時間が経ってからであれば、捏造と一蹴する事も可能ですが、
このケースでみなさんの日記の信憑性に疑問を持つのはムリがありそうです。
色々な日記を見させて頂いたところ、全てのカードを揃えて
攻撃して来たケースが、最後を含め何度かあるとの事ですので、
たった1日の間に10のマイナス何乗の確率を本当に通過したというのか?
参加者800人でそれが起こせる「ラッキーボーイ」がいる可能性は?
運営側は本当に困っていると思います。
よろしくお願いします。
リンクありがとうございます。
実は私は自分の息子のことしか意識になかったので、大阪でのBリーグクライマックスのプレイはみてはいません。一方、クライマックスでジャッジの方たちがどのように運用しているかは一通り見ていますので、それについては情報提供できると思います。
ジャッジは、複数の卓のプレーを観戦するようにみていて、目をさらのようにして監視している、というわけではなさそうでした。
リンクいただきました。
はやく株ポケ側からなにか発言があるといいのですが、
このまま風化させることだけはやめてほしいですね
記事じっくり読ませていただきました。
たいへん興味深い考察でした。
リンク頂きました。よろしければ相互お願いします。
群馬のポケカプレイヤーのあいうえおって者です。
大阪のこの件。
かなり話題になってますね。
自分は知り合いがクライマックスに出てたのでちょくちょく見てたんですが、不正してるかどうかはわかりませんでした。
でも自分の知っている人だけで同じカードでワンキルされた人などが6人もいるので疑ってしまうのが正直なところ。
なんにしても今回の件で株ポケが次からでもいいからもっとしっかりした運営をしてほしいものです。
あ、リンクしてもいいですか?
こちらからもリンクさせていただきますね。
よろしくお願いします。
僕は別のカードをやっているんですが、やはり不正が多いですね。
本当に対策してほしいですね。
パチパチは相手を邪魔するのが目的でやっていたなら失格、取り巻きがまわりでその対戦のことをぐちゃぐちゃ喋ってきたなら失格、といった具合に思い切って厳しくする必要があると思います。